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ソニー・ホンダモビリティがCES 2026で新SUV型「AFEELA Prototype 2026」初公開

ソニーとホンダの合弁会社ソニー・ホンダモビリティが、CES 2026でクロスオーバー型EV「AFEELA Prototype 2026」を世界初公開。第1弾モデル「AFEELA 1」に続く第2弾として、より広い車内空間を提供する新型プロトタイプで、2028年以降の米国発売を予定している。日本のモビリティ業界において、エンタテインメントとAI技術を融合した次世代車両の新たな可能性を示している。

日本の自動車業界に革命を起こす新たな動きとして、ソニー・ホンダモビリティ(SHM)がCES 2026でAFEELA Prototype 2026を世界初公開した。この発表は、従来の自動車概念を覆すモビリティエンタテインメント体験の実現に向けた重要な節目となっている。

AFEELA Prototype 2026の詳細と特徴

AFEELA Prototype 2026は、AFEELA 1のコアコンセプトをベースにしながら、より大きな空間的柔軟性とアクセシビリティを提供するクロスオーバー型EVとして設計されている。プロトタイプはクーペライクなクロスオーバーとして短い登場ではあったが、CES 2026のプレスカンファレンスで驚きの発表となった

このプロトタイプをベースとした量産モデルは、2028年以降の米国市場投入が予定されている車両は同社のセダン兄弟車と同じプラットフォームを使用し、約400馬力のデュアルモーターセットアップと91kWhのバッテリーパックを搭載し、約300マイルの航続距離を実現する

ビジネス戦略の観点

ソニー・ホンダモビリティの戦略は、単なる電気自動車の製造を超えている。同社は車両を「クリエイティブエンタテインメントスペース」として位置づけ、AIドリブンシステムが運転と車内体験の両方を向上させる新しいモビリティ体験を提案している

ソニー・ホンダモビリティ・オブ・アメリカのCEOである山口修吾氏は、「正直、私たちは非常にニッチであることに満足しています。技術的な挑戦に直面し、低ボリュームでも構わない。我々にとってより重要なのは、いかに顧客に最高レベルの価値を提供するかです」と述べ、量産よりも価値提供を重視する姿勢を明確にしている。

価格戦略については、AFEELA 1が89,900ドル(約1,320万円)からのスタート価格で設定されており、この価格帯は2026年基準としては特段画期的ではなく、特にテスラModel SやLucid Airがすでに販売苦戦している価格帯での挑戦となる

消費者・生活者への影響

AFEELA Prototype 2026は、日常の移動体験を根本的に変革する可能性を秘めている。車両にはAFEELA Personal Agentという対話型AIが搭載され、パーソナライズされた体験を提供し、将来的にはLevel 4相当の自動運転機能によってクルマが快適でカスタマイズ可能な空間となる

技術面では、先進的なハンズオフ・アイズオン運転支援システムでスタートし、将来的には多数の統合センサー(屋根設置のLIDARポッドを含む)を活用したLevel 4自動運転を実現する予定で、理論的には車が通勤中にGran Turismo 7をプレイできるような体験が可能になる。

専門家の見解

クアルコムテクノロジーズとの協業について、「我々の協力は共通のビジョンを反映している。私たちは技術だけでなく、よりスマートで安全で魅力的な旅を創造している」と説明されている。

業界の変革について、「車両は運転者中心の機械から、ユーザーの好みと感情を理解する知的パートナーへと進化し、モビリティ中の空間と時間の価値を最大化することを目指している」との見解が示されている。

国際比較と日本市場の現状

日本のEV市場は2025年12月時点で新車販売比率が約2.53-2.72%にとどまり中国25%、欧州19%、米国8%と比較して大幅に遅れている状況にある。

ソニー・ホンダモビリティのAFEELA 1は2025年1月から北米市場で先行予約が開始され、日本では2027年に発売予定となっており、日本政府の支援策強化(CEV補助金の上限130万円への引き上げ)と都市部の急速充電ネットワーク拡充により、キャズムを乗り越える転換点にある。

今後の展望と注目ポイント

AFEELA 1は2025年秋にオハイオ州のホンダ工場で試作を実施し、2026年後半にカリフォルニア州で納車開始予定で、2027年にはアリゾナ州に拡大、日本では2027年前半に納車開始予定となっている。

技術面では、暗号技術を活用したトークンベースのインセンティブモデルによるオンチェーンモビリティサービスプラットフォームの開発を進めており、「X-to-Earn」コンセプトのもと、他の自動車メーカーやサービスプロバイダーにも開放されるエコシステムの構築を目指している。

市場反応については、2025年1月の予約開始以降、10万人以上の来場者と24,000回以上の車内デモンストレーションを実施するなど、一定の関心を集めている。

まとめ

  • 革新的なコンセプト:ソニー・ホンダモビリティは単なる電気自動車ではなく、AIとエンタテインメントを融合した「クリエイティブエンタテインメントスペース」としての新しいモビリティ体験を提案
  • 段階的市場展開:AFEELA 1の2026年後半納車開始に続き、AFEELA Prototype 2026ベースの量産モデルを2028年以降に投入する計画的な製品戦略
  • 業界変革の可能性:日本のEV市場が2.7%という低い普及率にある中、ソニーとホンダの技術融合による差別化戦略が、従来の自動車産業に新たな価値創造の道筋を示している

参考情報


著者プロフィール

伊東雄歩(いとうゆうほ) / ゆぽゆぽ

株式会社ウォーカー代表取締役 / MENSA会員 / NLPマスタープラクティショナー

IQ130超のADHD経営者。「社会不適合」ゆえに会社員を2年で挫折し、フリーランスを経由せずいきなり起業。訴訟4回、2000万円の損失、役員の裏切り、オフショア開発の地獄を乗り越え10年生き残る。心理学・教育学に1000万円投資し、独自の「成長力学」を確立。現在は生成AI教育に注力し、「3年を2日に変える」AIプログラミング2Daysキャンプを全国展開中。AIフレンズコミュニティを運営。

夢は「世界征服」——世界の常識を変え、新しい価値観を提示すること。

タグ

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